「Pretty」の意味とは?
“pretty” という単語、誰でも知っていますよね。「かわいい」という意味で覚えている人が多いと思います。
でも実は、それ以外の意味で副詞として使われることも多いんです。
そんな、日常生活でとってもよく耳にする “pretty”。特によく使われる2つの意味と使い方をおさらいしてみましょう!
形容詞の"pretty"
「Pretty」といえば、真っ先に思いつくのは「可愛い」という意味でしょう。
これは、形容詞としての使い方で、「可愛いな」と感じたら、どんどん使っても問題ありません。
副詞の"pretty"
もっとも、気を付けたいのは「Pretty」を副詞として使う時です。
注意
副詞として使う場合、英語の授業やテキストでは「かなり」や「すごく」と習ったことがあると思います。
間違いではないですが、少し違ったニュアンスで理解されている方が多いです。
この日本で学習した例文通りに使うと、実は英語圏では間違った意味を伝えてしまうことになるので注意しなくてはなりません。
副詞「pretty」の基本的な意味は「けっこう、まあまま」になります。
「pretty」は「けっこう」という意味なので、「思っていたより良い」というニュアンスを持ちます。
そもそも、副詞、形容詞とは??
文法が苦手な方へおさらい!
形容詞と副詞の違いは、修飾するものが違うということです。
形容詞とは名詞を修飾する品詞です。例えば、「熱いコーヒー」の「熱い(hot)」は「コーヒー」という名詞を修飾してるので形容詞です。
一方、副詞は名詞以外を修飾する品詞です。例えば、「とても熱い」の「とても(very)」は「熱い」という形容詞を修飾している副詞です。
副詞の"Pretty"を日本で習った通り
「かなり」で使ったら
海外の語学学校に通っていた際のこと、タイからやってきた生徒が、みんなにタイの伝統菓子を手土産としてプレゼントしてくれました。
その気遣いがうれしく、おいしいお菓子だったので、「Oh my god! Pretty good!! 」と言ったのです。
どういう意味で使ったと思いますか。
もちろん、「わぁ!なんておいしいんだ!!」と表現したつもりでした。
ほかの生徒も、タイからやってきた女の子も、そういった意味に捉えたはずです。
注意
ですが、ネイティブの先生だけは怪訝な顔をしました。
そんなことを言ったらまずいよ的な表情です。
なぜ、先生はそんな顔をしたのでしょうか。
副詞の「Pretty」の本当の意味
副詞の「Pretty」は実は「そこそこ、いいよ。」的な意味だったのです。
Oh my god! Pretty good!!
「わぁ、それなりにおいしいね。」「そこそこのものだね。」
とネイティブには伝わってしまったのでした。
ここで、覚えておきたいのは、副詞として使う時の意味合いです。
「pretty」は日本語の「けっこう」と本当に似ていて、「結構」もシチュエーションによっては「とても、かなり」という意味で使う場合もありますよね??
それと同じことが、英語「pretty」にもいえます。
Prettyを副詞として、人に対して使う時や人が行ってくれたことに対して使う時には「多少、まぁまぁ」といった意味合いになり、失礼な印象を与えてしまうことがあるので注意しなくてはなりません。
形容詞として「Pretty」を使う際は「可愛いね!」という意味なので、可愛いなと思う相手に対して使っても問題ありません。
ですが、副詞として「Pretty」を使う際は「まぁまぁ、いいね。」、「そこそこ、いいね。」になってしまうので要注意です。
そのため、人に対して副詞として「pretty」使う時は、失礼な意味合いになるので気を付けましょう!