「なぜ!?」と言いたい時は
英語で「なぜ?」と言いたい時は、英語の授業で必ず習う「Why?」で問題ありません。
ただもちろん、相手に何かを問いたい時の表現はたくさんあります。
ネイティブと会話する時に、Whyばかり連発するようなことのないよう、ほかの言い回しも覚えて会話が広がるようになりましょう。
1.Why~
まずはオーソドックスなWhyですが、さまざまな言い回しがあります。
Why did you do that?
「なぜそんなことをしたの?」
あらゆるシーンで使えますので、覚えておきましょう。
2.How come~
「なんでそうなった?」と言いたい時の言い回しです。
Howには「どのように」という意味がありますので、一体全体何がどうしてそうなったのか問いたい時に使えるでしょう。
How come you are so late?
「どうやったらそんなに遅れるの?」
3.What~
「なぜ」なのにWhatを使う感覚はあまりないかもしれませんが、理由を問う意味でよく使われる言い回しです。
What made you sad?
「なぜ悲しんでいるの?」
意味としては、「何があなたを悲しませたの?」となりますが、こちらも「なぜ?」と相手に聞く表現になります。
「たった今別の携帯を手に入れたよ!」
「なんのために?もう1個持ってるじゃない!」
使い分けで会話の意図を変えることができる
疑問形にはWhyだと習うことが多いですが、前述の通りWhatやHowを使うことで、同じ意味でも表現を変えることができるようになります。
「なぜそこに行ったの?」
・Why did you go there?
相手に行った理由を求めるニュアンス
・How come you went there?
「いったいどうして」といった驚きのニュアンス
こちらは両方「なぜそこに行ったの?」という疑問になります。
つまり、How comeのほうは、必ずしも相手に「なぜ?」の答えを求めているわけではないことがわかります。相手から「なぜ?」に対する答えが聞きたい、理由や原因を教えてほしいといった場合には、王道であるWhyを使った疑問形が正解です。
whyしか使えない言い回し
Why don’t you come and see me next week?
「来週うちに遊びにこない?」
といったように、相手に何かを提案する言い回しがありますが、こうした使い方はHow comeのほうにはありません。
相手から返事が欲しいのか、それとも半分独り言なのか、シチュエーションによってうまく使い分けると会話の幅が広がるでしょう。