killは殺すという意味だけではない!
皆さんkillと言う英単語を聞くとあまり良いイメージが湧かないのではないでしょうか。
むしろ私たち日本人としてあまり殺すという表現を使うことはほぼありません。
しかし意外にも英語圏の方はこのkillという単語をたくさん使います。
それは、killには殺すという意味だけではないからです。
ではどのような意味があるのでしょうか。
「死ぬほど苦しい」
まずよく使われるのが「You're killing me. 」という表現があります。
これは、「あなたに殺されそうだ。」という意味ではありません。
~ be killing me「死ぬほど苦しい」
相手の言動が許せない時に
You're killing me. 「いい加減にしてよ。」
体が痛む時にも使われます。
My head is killing me. 「頭が死ぬほど痛い。」
My stomach is killing me. 「お腹が死ぬほど痛い。」
「平らげる」
killは「食べ物を平らげる」という意味もあります。
You killed the food by yourself. 「あなた一人で平らげたの!」
She killed a bottle of brandy. 「彼女は1瓶のブランデーを飲み干してしまった。」
「時間・暇を潰す」
また「時間を潰す時」などにも使います。
I have about 3hours to kill.You wanna do something? 「3時間くらい暇なんだけど、何かしたい?」
このような表現で使われています。
「圧勝する」
killという単語は、「相手に圧勝する」という意味もあります。
Our team got killed today. 「今日の試合で私たちのチームは圧勝した」
というように使います。
圧勝はぶちのめすという意味があり、なんとなくkill殺すに通じるニュアンスがあるのでイメージも少し湧きやすいのではないでしょうか。
「止める、切る」
日本語でダメになることを死んだと表現することがあるでしょう。
これと同様に口語表現で、killは「止める」や「スイッチを切る」という意味も示します。
I killed the engine. 「エンジンを止めました。」
Please kill the lights. 「電気消してくれる?」
エンジンを止めたり、照明を消したりするのに使われるだけでなく、パソコンの処理中にプログラムを強制終了させる時も使われています。
つまり、何かしら持続しているものの動きを止めるという時に使う単語です。