「もちろん」は"Of course"だけでない
英語で「もちろん」といえば、「Of course」という表現をまず思い浮かべるのではないでしょうか。
確かに、「Of course」は一般的によく使われる言葉で、シチュエーションを気にすることなくどんな場面でも使うことができます。
しかし、「もちろん」という言い方は、これだけではないのです。
「Of course」以外にもいろいろな「もちろん」を表わす表現があるのです。
ただ少しずつニュアンスが違います。
そこで、実際にどのような言い方があり、どのようにニュアンスが違うのかを解説しましょう。
「当たり前だろう」という感じの"Why not !"
「Why not」は、「どうして「No」などあり得るの?」というニュアンスになります。
何かを頼まれるようなシチュエーションにおいて、「当たり前だろう」「当然だよ。やるよ。やらないわけがないじゃん」などと表現したい時に使います。
「今度、夜飲みに行こうよ」
「いいよ!」
「問題ないよ」という感じの"No problem !"
「No problem」を直訳すれば「問題はないよ」となります。
何か頼まれたような時や「大丈夫?」と心配気味に言われた時などに、「もちろん大丈夫だよ」「ぜんぜん問題はないよ」という時に、「No problem」を使うと良いでしょう。
「少しの間待っててくれませんか?」
「問題ないよ!」
「当たり前だろ」という感じの"You bet !"
「Bet」という言葉は「賭ける」という意味の言葉です。
つまり、「賭けてもいいよ」というニュアンスの「もちろん」になります。
たとえば「明日の試験の準備は大丈夫なの?」と尋ねられたような場合に、「もちろん準備万端。賭けても良いよ!」と言いたい時に、「You bet !」を使います。
「彼が映画スターになるって信じてる!」
「もちろん」を強調したいなら"Definitely !" "Absolutely !"
「もちろん」を強調したい時には、「Definitely !」「Absolutely !」を使うと良いでしょう。
曖昧な返事ではなく、絶対的な自信がある時や「当たり前じゃないか」ということを強調したいと時に使います。
「もちろん」の最も強い言い方だと覚えれば良いでしょう。
「あなた本当に彼氏と別れたいの?」
「もちろん!」
頼まれ事をされたなら「Sure !」
「Sure !」は、何か頼まれ事をされた時に、「言いよ」と返事をする時によく使います。
たとえば「これやってもらっても良い?」と頼まれた時に、「もちろん、良いよ。やるよ」という感じです。
「○○についての情報が入ったら、電話してくださいね。」
シチュエーションごとに使い分けましょう
このように「もちろん」と言い方には、いろいろな言い方があります。
それぞれニュアンスが違うので、そのニュアンスの違いを覚えて、シチュエーションごとに使い分けると良いでしょう。
もし、どれを使ったら良いのかよくわからない場合には、「Of course」を使っておけば問題はありません。